私、小学生の時にトラックにはねられたんですね。
私の人生の中でトップ10に間違いなく入る経験なのでお話ししたいと思います。
事故の流れ
その時は友達が自転車を全力でこいでいて、私が後ろから自転車でそれを全力で追いかけていたんです。
後ろの方には母も自転車でついてきていました。
そして友達が交差点をピュッと曲がったので、私も後を追ったのです。
左右確認もせずに、スピードも落とさずに。
するとトラックが目の前に。
この後は記憶が飛んでいます。
起きると病院の天井でした。
運転手さんは何も悪くない。
幼き自分の愚かさでございます。
ほんで後から母に聞いた話。
すぐにその後母は追いついたそうで、グチャグチャの私の自転車をみて、私がはねられたことが分かったようでした。
ところが自転車に私の姿はなく、トラックのタイヤに巻き込まれたのではないかと調べたようですが、そこにも姿は有りません。
辺りをさがすと、数メートル先のアスファルトに私が倒れていることを確認できました。
体が軽かったので身体が自転車から飛び出して飛んでったのですね。
当時は携帯電話などないので、母が現場近所のおうちの電話で救急車を呼んだそうです。
入院、退院後について
外傷はあまりなかったのですが、頭を地面に打ちました。
病院で検査などしてもらい、結果は脳内出血。
いやぁこれは生死の間さまよいましたよねぇ。
治療はというと1か月半くらい入院となり、点滴につながれ、安静にする、定期的に検査するというものでした。
運転手さんも果物とかもって頻繁にお見舞いにきてくれましてね、本当に申し訳なかった。
学校の先生や友達も来てくれたりして、なんか寄せ書き的なものも頂いたと思います。
最初の1週間ぐらいは頭グラグラで起き上がれなかったのですが、それからは割と元気になりまして、お見舞いのオモチャやテレビを見て結構入院生活を楽しんでいましたね。
その後学習の遅れも取り戻そうと夏休みに追加宿題みたいなこともして頂いた気がします。
心ある人の~支えの中で~なんとか生きている今の僕で~(Everything(It's you)/Mr.Chidren)
ごめんなさい、ミスチルがふと頭の中で流れたもので。もどります。
その後の話
ほんでね、20代になってから小学校の同級生に言われるんです。
友人「りょうさんが小学校で事故の作文を読んで、教室が感動で包まれたん覚えてる?」
私「えっ、全然覚えてな・・・いや思い出してきた」
内容は、当時トラ猫を飼っていましてね。
結構小さいころから共に育ったので愛着のある猫で。
そのトラが事故の前に亡くなったんですよ。
ほんで、事故でグチャグチャになった自転車には猫がプリントしてあってですね。
ああこれは、トラが身代わりになってくれたんだなぁ。
そういう内容でした。
友人の話だと泣いている子もいたそうな・・・
ほんで卒業文集でもね、この年の出来事ランキングに堂々と私の事故がランクインしていましたよ。
良いのか悪いのか。
という話を長女の雪ちゃんに寝る前に話したんです。
すると結構興味深かったようで、次の日もその次の日も「お父さんの車にはねられた話して~」とリクエストがありました。
そして事故現場を日頃よく通るのですが、
私「ここでお父さんは飛び出してひかれたんだ。雪は気を付けろよ。」と言うと、
雪「私はちゃんと見てるから大丈夫」
と言ってくれました。
頼もしい!
体張って教育したな~。
ほんでこの話に続き有りましてね。
事故の1年ぐらい後かな?
また車にはねられるんですよ。また交差点飛び出して。
学習能力ゼ~ロ~。ですね。
この時は腹部に軽くぶつかっただけで、病院に行って調べても何もなく済みました。
子供には偉そうに言ってます。
私「お父さんみたいに飛び出すなよ!」
いやはや、気を付けましょう。
ではまた!