おはようございます!
はてなインターネット文学賞「記憶に残っている、あの日」
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こちらまだ開催中との事で、忘れられない思い出について、書いてみようと思います。
というのはタイトルの通りで、中学生の頃、離島に子供4人だけで一週間過ごすという機会を頂いたのです。
こんな経験は、後にも先にもこの夏でしかありません。
旅の経緯
なんでこんな事をすることになったかというと、ボーイスカウトをやっていて、その1イベントでやることになったのです。
おそらく今の時代ではこんなイベントを開催するのは難しいでしょう。
当時は親にやらされて、なんでそんなことしなくちゃいけないんだ!と思いながらやってました。
ですが、この経験はかけがえのないものとして心に残り、今ではやって良かったと感じています。
離島というのは、長崎県の壱岐島(いきのしま)です。
自転車は大人が運んでくれて、テントとそれなりに荷物は持っていったと思います。
2人1組(テント2人で1つ)となり、事前に地図を見てどうするか計画も練りました。
島にはキャンプ場もいくつかあったようです。
最終日には大人が待ち合わせ場所に迎えに来てくれました。
ねぐらさがし
旅が始まりました。
相方と自転車を走らせます。
しばらく走って…
私「おぉい、暑いし自転車こぐのもしんどいなぁ。どこいったらええねん。」
相方「よし!もうええやん!この辺の適当な公園にテント張ろうぜ!」
私「もうそれでええわ~」
そうなんです。
私たち二人はどこで泊まるか全く計画を練っていなかったのです。
キャンプ場でもなんでもない公園にテントを張りまして、そこで一週間を過ごすことになります。
唯一の目的地
アホな私たちも地図を見て、何も目的地を決めていなかった訳ではありません。
一つだけ目指した場所があったのです。
それは、
スーパーです。
当時はダイエーだったかな?確か島にひとつしかないスーパーがあったんですよ。
これさえ見つければ、食力確保し放題!
涼めるし、本屋もあったし、最高のオアシスで、毎日通いました。
大人からすれば、何やってんだ!って話なのですが、今思えば、私たちって結構賢かったなぁと自負しています。
島の思い出
3日後に分かれた2人も私たちの公園に合流します。
当時ギリギリ持たされていたケータイで連絡を取り合ったと思います。
ケータイは今だから言えますが、公園のトイレのコンセントで充電させてもらいました。
分かれた彼らは別のキャンプ場にいって、他人とコミュニケーションをとったり、僕らとは大違いの日を送っていました。
ところが、彼らにもスーパーを案内すると目の色を変えていました。
「こ、これは…。
天国やないか…!
よし、ここで最終日まですごそう…!」
彼らもそうなりました。
公園の生活は、海が近くにあったので、公園やその辺で遊んだりしました。
覚えているのは、何かわからん貝を取ってきて、皆で焼いて食べましたね。
今思えばめちゃくちゃ危険な行為だと思います。
良い子はマネしちゃいけません!
「へへへへへ。変な貝焼いて食ってやったぜ!
俺たち面白いことやってんなぁ…
でも…。
大丈夫か…?これ?
もう食べるの止めとこうか?…大丈夫かオイ!」
そんな会話をしたのを覚えています。
夜はテントの中で、毎日何でもない話をしたと思います。
虫の声が聞こえて、意外と涼しくて、心地良かったと思います。
夏休みの読書感想文用の本も持って行ったのですが、結局開くことはなく最終日まで過ごしました。
その空間に同年代の友達といるだけで楽しかったんでしょうね。
おわりに
はい、これで終わりです。
大冒険やサバイバルとは程遠い内容だったでしょう。
ですが、中学生の私からすれば自分たちだけで一週間離島で過ごし抜くというのは凄まじい大冒険だったのです。
楽をしてしまったわけですが、楽をするためにどうしたら良いか、自分達なりに考えたのですね。
今でも忘れられない思い出の一つです。
自分の子供に同じ経験をさせるかというと悩む所ですが、ある程度自由度をもたせてどこかへ行かせるという経験はさせたいなぁと思いますね。
もうずいぶんと仲間たちとも会っていないですが、彼らとも当時の思い出をいつか話し合いたいなぁと考えています。
ではまた!
記憶に残っている日のことシリーズ、他にも書きました。
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