雪とユキ 一姫二太郎の父やらせてもろてます

長女 雪ちゃんと長男 ユキ君の父 りょうさんのブログ

【ブックサンタ】『やさしいライオン』を息子とどこかの誰かに

どうも。

クリスマス、過ぎちゃいましたねぇ。

 

前回5歳の娘の雪ちゃんのサンタさんのプレゼントについて書きましたが

2歳の息子、ユキ君のプレゼントについて今回は書きたいと思います。

そして、今年初めてやってみたブックサンタについて。

 

↓ 雪ちゃんのプレゼント ↓

ryousankunchan.hatenablog.com

 

 

やなせたかし/やさしいライオン』をサンタさんに貰いました

 

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やなせ先生のやさしいライオン。

この本はユキ君が大好きな本なのです。

でも持っていない。

 

何故かと言いますと、図書館で一度借りてから大好きで、もう何度も何度もリピートしているんです。

そういった状態をみかねて、サンタさんが下さったのです。

 

どんな本なの?(ネタバレ)

ユキ君はこの本を楽しそうに読んでいますが、とても悲しい結末です。

初めて読み聞かせた時は、私は号泣しすぎてマトモに読めませんでした。

 

ざっくりとあらすじを紹介します。

ネタバレです。飛ばして頂いて構いません。

 

ある動物園、みなしごのライオンを子供のいないメス犬が本当の親の様に育てます。

ライオンの子はブルブルふるえていたので、ブルブルという名前。

メス犬はムクムク太っていたのでムクムクという名前。

やがてブルブルは育ち、ムクムクよりも大きくなります。

ある日、ブルブルは別の動物園に連れられ、ムクムクと離れ離れに。

ブルブルはサーカスで活躍しますが、ムクムクの子守歌が忘れられません。

ある日遠くからムクムクの子守歌が聞こえます。

ブルブルは檻を破り、町を駆け抜け、ムクムクのもとへ。

町は大騒ぎで警官隊が動きます。

やせほそったムクムクを抱きしめるブルブル。

そこに警官隊がきて、鉄砲を撃ちます。

ブルブルはムクムクをしっかりと抱いて倒れていました。

雪の丘に足跡が付いていましたが途中で見えなくなっていました。

その日老犬を背中に乗せたライオンが飛んでいくのを見たという人が何人もいました。

 

といったあらすじです。悲しい。

 

ユキ君の反応はいかに…

「走れブルブル! 金色の風のように

 走れブルブル! 光る矢のように」

とブルブルが町を駆け抜けるシーンが有るのですが…

 

この本をサンタさんに貰って、読んだユキ君の反応は…

 

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ユキ君「はしれ!ブルブル!」

 

部屋中を走りました笑

 

 

もう一人の誰かにもクリスマスプレゼント

今年、実はもう一人のどこかの誰かにやさしいライオンをクリスマスプレゼントとして送りました。

ブックサンタという取り組みに寄付させて頂いたのです。

様々な事情で困難な状況にある子供たちにサンタクロースが本を届けてくれるそうです。

 

↓ 詳しくはこちら ↓

booksanta.charity-santa.com

 

オンラインでも全国の対象書店でも申し込めるようです。

息子と共に、この本が届いた子供さんも喜んでくれていたら嬉しいですね。

 

実は最近ですね。

自分の夢が叶ったのは良いものの、気持ちが大きくなっちゃって、他人に良くないことしたなぁという出来事があったのです。

そこで、「今一度やさしい気持ちを持って頑張っていこうな」という自分へのエールも込めて、今回の取り組みに参加しました。

きっかけは不純かもしれませんが、誰か喜んで貰えればこれ幸いです。

 

あとがき

先日たまたま見たテレビのドキュメンタリーで、やさしいライオンが出てきました。

それは、母でもある女性受刑者たちの支援のお話でした。

自らの犯した罪のせいではあるものの、その子供と生き別れてしまった彼女たちに絵本の読み聞かせをテープに録音し、子供に送るという取り組みへの密着でした。

 

その受刑者の一人がやさしいライオンを選んでいました。

本番の日まで、この本と向き合い、何度も読み聞かせの練習をします。

 

この本の内容、そう。

ブルブルとムクムクの生き別れはまさに彼女とお子さんの状況と重なります。

 

「走れブルブル! 金色の風のように

 走れブルブル! 光る矢のように」

というブルブルが檻を突き破ってムクムクの元へ走るシーン。

 

このセリフは誰が誰に向かって話しているのかを考え、その気持ちになって読みます。

すると初見で読んだ時と違った感情が言葉に入ります。

 

彼女も罪を償いながら前を向いて生きていってほしいですね。

そして子供さんも幸せになってほしいです。

 

 

という事で、話はそれましたがこれにて終わりです。

クリスマスの余韻に浸っている場合ではなく、もうお正月はすぐそこです。

 

ではまた!