娘の雪ちゃん(3歳)は祖母が大好きでね。
家に来てくれるといつも楽しそうなんですよ。
祖母の車の音がすると、
雪「やったー!ばーばがきたよ!」
とテンション最高潮でございます。
最近祖母がね、雪ちゃんに電子ピアノを買ってくれたんですよ。
なのでピアノを習いに行かせようかどうしようか悩んでいたのですが、祖母が現役ピアノ講師でして、某音楽教室で教えていたりしまして、とりあえず祖母に教えてもらうことにしました。
そして第一回目のレッスン。
祖母の実家、というか私の実家へ雪を自転車に乗せていきました。
レッスンカバンも用意して、とても楽しみにしていました。
私&雪ちゃん「おはようございまーす」
祖母からあらかじめ言われていたように、他の生徒と同じく挨拶もちゃんと行い、実家へ。
そして実家に入るなり更に雪ちゃんのテンションは上がりまして、というのは実家にちゃんと入るのが初めてだったりしたので、色々なところが気になって仕方ないようでした。
そして祖母も祖母で気合が入っていたようで、レッスン教材や、終わった後のできたねシール帳、色々と準備してくれていました。
いざ椅子に座ってレッスンスタート!
祖母「はい、それじゃまずはお父さんの指から順番に曲げて、できるかな?」
私「(ふむふむ、やさしいところから始めるのね)」
雪「・・・・・。」
なかなか雪は指を曲げません。
祖母「あれ?難しいかな?」
しばらくやってから、ドだけで構成された曲?というかリズム的なものを弾いてみます。
祖母「ドードドドードードー、はい」
雪「・・・・・・・・。
やらない。もう帰る。」
私「え!?もう少しやってみようよ」
開始15分ぐらいですかね。もうこんな感じ。
結局その後できたねシール帳にやたらとシールを貼りまくった後に、お開きとなりました。
祖母も自分の生徒でもこんなことになったのは初めてだとこぼします。
そして後日祖母が来た時に、雪ちゃんの表情がなんだか曇っていたと祖母が言いました。
ピアノを習う事がまだプレッシャーなのかもしれない、雪ちゃんの話を聞いてみた方がよいかもね、とも。
後日、雪ちゃんに聞き取りを試みます。
私「雪ちゃんさ、ピアノをばーばに習いにいったのどうやったん?」
雪「いやだった」
私「どうして?」
雪「ばーばは先生とは違うねん。ばーばはばーばやから。」
私「そっかー。なるほどなぁ。
ばーばはばーばかぁ。
ピアノは違う先生だったらやりたい?」
雪「やりたいかな。
ダンスもお歌もやりたいねん。」
私「うんうん。いろいろ探してみようか。」
複雑な幼心を少しでも理解でき、聞いてみて良かったなぁと感じました。
何か子供がやりたがらない時、きっちり子供の話を聞かないといけませんね。
祖母にはとりあえずピアノを習うのは辞めさせてもらい、リトミック的なことを今まで通り遊びながら、先生ではなくばーばとしてやってもらったら良いかなと話しました。
別の日。
雪ちゃんにピアノを習わせたいなぁと思わせる出来事がありました。
なんと絵本を置いて、その絵をイメージして曲を弾いているとの事です!
雪「ほらこれ、ゾウ楽しそうやろ?そういう感じで弾いてるねん」
私は親バカ炸裂しておりまして、
私「な、なんて発想なんや!天才!!!
お母さん(妻)来て!見てこれ!」
ではまた!