おはようございます!
「人間力に触れる」シリーズ、SeasonⅡに突入しました。
私がお世話になった元同僚5人の人間力ついて、今日からまた毎週、1人ずつ紹介していきたいと思います。
今回はわたしにとっての初めての後輩、F君について。
【SeasonⅠはこちらから】
【目次】
調子乗りでかわいいやつ
F君との出会い
F君は私が3年目になる時に新卒で入社して、同じ事業所の配属となった。
小柄で声が高く調子の良いやつだった。
入社当初に体育館系のこの会社の雰囲気に完全に飲まれ、飲み会に消極的だった私と彼は真逆。
彼は初回から他事業者のモンスター達にも積極的に立ち向かっていった。
「やばいっす!」
「サイコーっすね!」
「あざーっす!」
軽いやつやなぁ、大丈夫かなぁと思いながらも、巧みにとけこみ、最後にはモンスター達に可愛がられていた。
なんでも大学で応援団をやっていたとのことで先輩の無茶振りを幾度もくぐり抜けてきたらしい。
学生時代に上下関係から限りなく逃げてきた私と経験値が違っていた。
モンスター達との戯れの内容については、はてなコンプライアンスに抵触しそうなので、ここでは控えておこうと思う。
先輩が可愛がってあげたくなるキャラクター
誤解頂きたくないのだが彼はチャラいやつではない。
調子がとにかく良いのだが、人が良く、可愛いやつなのだ。
後輩of the 後輩。
いや、後輩の鏡といっても良いだろう。
なんだか可愛がってやりたくなるキャラクターなのだ。
ボスのきまぐれで事業所の庭で何故か野菜を作らさせられたことがあるのだが、彼は進んで野菜の育て方を調べ、準備をした。
しかも長期連休にも会社に自ら水をやりに来ていたりして、無理するなと言ったら。
F君「いやぁ、野菜、可愛いんですよね〜」
と言う。
その後、夏には沢山実ったプチトマトを、営業帰りに2つほどほおばって事業所に戻るという謎の福利厚生が整った。
休みの日には橋の下でピッコロを吹いているというところからも、チャラ男ではないことがわかる。
人の話を聞ける、ありがとうが言える
彼の凄いところは話が聞けるところだと思う。
軽い発言が目立って、おしゃべりなのかと思いきや、相槌を打ったり、話を合わせるのが上手いのだ。
しかも目を見て話を聞いてくれる。
これは意外にも人間関係においてめちゃくちゃ大事だと思うのだ。
自然と目が合う同僚ほど声をかけやすい。
ちなみに私は結構苦手である。
そして、ありがとうがちゃんと言える。
それも目を見て。
当たり前だけどこれも大切だし、慣れていないとちゃんと言うのが難しい。
家族友達先輩後輩先生店員さん、誰であってもお世話になったら、ちゃんとお礼を言える人間は強い。
おわりに
私が退職すると決まって、F君がかけてくれた忘れられない言葉がある。
その時も飲み会で、幹事のため、2人で居酒屋に皆より先に向かっていた時だったと思う。
そのときに、F君が私にお世辞にもこんな言葉をかけてくれた。
「僕にいつも必要なタイミングで、必要な言葉をかけてくれて有難うございました」
立派な先輩でもなんでもなかったし、完全に「こちらこそ」と思った。
だけど、こんな事を言ってくれるのが後輩の鏡であるF君なのだ。
なんだ、思い出したら泣きたくなってくる、罪なやつだバカヤロー!
この言葉を忘れず、自信をもって、そして有難うとちゃんと言える人間に私もなりたい。
そんなことを思わせてくれたF君、本当に有難う。
あとがき
以前に書いた偉大な天然、Oさんの記事に出てくるキュウリの話の後輩。
これが後輩F君になります。
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