どうも。
今5歳の娘、雪ちゃんが4歳の時、とても心が不安定だったことについて。
前回習い事にフォーカスして書いてみましたが、今回はその背景や人間関係についてもう少し掘り下げたいと思います。
そして、ある人の優しい言葉に救われた話も。
【目次】
出てきてしまう悪意
雪の口から出てくる言葉に悪意があり、親としても疲れていました。
気に食わないことが有ればすぐにキライ、バカと言う。
ついには「お父さんおうちから出て行って」まで言います。
より繊細な妻は、本気で雪と連日言い争いです。
時には「雪はバカ」と言うので、自分が良くないことを言っているという事も感じているようなのです。
自己肯定感が低い。
私もなんとか言葉を届けようと雪に言葉の理由や、気持ちを聞いたり、そんな風に思わなくて良いと諭してみたりしましたが・・・
雪は泣きもせず行き場のない怒りだけを持ってぶつかってくるのです。
母(雪から見れば祖母)と話していた時、亡くなった大おばあちゃんの話が出た時に、「天国へい行っても~」みたいな話題が出ました。
その時、雪が「じごく」とつぶやいたのが聞こえました。
母は聞こえたのか聞こえなかったのか何も触れず、私も聞いていないフリをしました。
正直、凍り付きましたよね笑
どういう心境でそんな言葉が出たのかわかりませんが、今思えば整理の付かない心がそんなネガティブな言葉を吐き出さずにはいられなかったのではないでしょうか。
人間関係の悩みはつきない
なぜ急にそんなことになっているのか?
幼稚園に行きたくない。楽しくない。と度々口にするので、幼稚園で何かあるのか気になっていました。
ある時、雪が寝る前に泣きながら話しました。
「心がな、グネッたように痛いねん。」
雪は幼稚園で一番仲が良いというお友達がいます。
以前の記事にも書いたリンゴちゃんです。
リンゴちゃんとは本当に仲が良いようで、ただリンゴちゃんの情緒の波によって雪が拒否されることもあるようで、そういったときにリンゴちゃんに依存しすぎている雪は辛くなるようなのです。
本当はずっと仲良くしていたいのに。という感じでしょう。
かといって他の子と切り替えて遊ぶという事もできないようで。
幼稚園の先生にも何度か電話で様子を聞いてみました。
するとやはり理由としてはリンゴちゃんの事が大きいんじゃないかなとの事です。
それだけ信頼を置いている友達なので拒否され、他のお友達とだけ遊ばれたりするのが耐え難いんでしょうね。
「先生どうすれば良いんでしょうか?」
私はききました。
先生ははっきり言います。
「ここは見守る時期です。お父さん。
この時期、他の子どもたちもそうなること多い時期なんですよ。
嫌なこと、理解できない事、気持ちが追い付いて行かなくてしんどくなることが有るんです。
でもここは本人が乗り越えるのを見守りましょう。」
私は半信半疑でした。
でも沢山の子供を見ている先生が言うのでそうすることにしました。
ある得意先の方の言葉
ある得意先で、普段大した話もしていない60歳くらいの方がいるんですね。
そうですね、キリンさんとでもしましょう。
その方には、仕事はまぁまぁ適当さを感じていましたが、子供を寝かしつけたりしていたと聞いていたので、なんとなく育児は頑張られたんだろうなと感じていました。
ふと、子供の心について話をした時、意外な言葉がキリンさんから返ってきました。
「子供にはそういう時ってあるからね。
でもね、親のせいじゃないよ。
決して自分のせいにしないでね。
今迄に経験したことのない気持ちとぶつかって、乗り越えようと頑張っている時なんだと思いますよ。
責めたり怒ったりせず、穏やかに接し続けてあげるのが良いんじゃないでしょうか。」
今書きながら、キリンさんの優しさを思い出して泣きそうになるのを抑えました笑
キリンさんのお子さんも5歳くらいから小学校1年になるかぐらいまでそういった激しい時期を乗り越えたそうです。
私はこの言葉に救われたし、特に自分の育て方が間違っていたのではないかと自分を責めていた妻にこの話をしました。
それからどうなった?
それからの話。
雪は当分そういう状態で続いていきます。
そして気づけば、かなりマシになっていました。
どこでどうそうなったのかは定かではありません。
今でもキライは定番文句になっていますが、明らかに前の病んだ状態というか、ネガティブの世界から抜け出せないという状態ではなくなったんです。
先生やキリンさんの言葉の様に、「その時期」を脱するまで、見守るということが対処法なんでしょうかね。
その答えはわかりません。
まだまだこれからもこんな悩みはあるのでしょう。
ひとまず、こうして5歳になった雪は少し壁を乗り越えたという話でした。
ではまた!